わたしのSDGs


■海のプラスチック汚染を防ぐために、私たちにできることは?


 海洋プラスチックに関してはSDGs(持続可能な開発目標)で25年までに大幅に減らすと定めています。また、先のG20で、50年にはプラごみが海に流出するのをゼロにしようと決めました。
 地球的な問題の解決に向けて、この10年がとても大事になるといえるでしょう。 

2020.2.1.S

1)エコバッグを用意

 

 プラ袋ほど、使用時間の短いものはありません。一説によると毎年50億から1兆ものプラ袋が世界中で使用され、多くがごみとなります。コンビニやスーパーでは「袋はいりません」と真っ先に伝えてみましょう。買ったものが少量であれば直接手で持つか、エコバッグなどを用意するといいと思います。

2)マイボトルを持とう

 ペットボトルの消費は年間4800億本(2016年)で、なんと1分間に100万本のペースです。
 家を出る前に再利用可能なステンレスのボトルに水を入れて行き、オフィスなどでも必要になったら給水します。コーヒーショップに寄ったついでにマイボトルに給水する方法もありますよ。 

3)馬毛や豚毛の歯ブラシ

 歯ブラシもよくある使い捨てプラスチックです。年間に3億本以上の歯ブラシがごみになっています。使い捨てのナイロン毛の歯ブラシをやめて、耐久性のある馬毛や豚毛の歯ブラシに乗り換えれば、半年くらい長く使えますよ(持ち手がプラスチックなのが難点ですが)。少し割高ですが、持ち手が竹製の歯ブラシもあります。 

4)プラ以外のストローもあり

 一回限りで捨ててしまうストローは絶対に必要なアイテムではありません(一部の障がい者・患者を除く)。
 ストローが必要な時は、マイストローを持ち歩きましょう。ステンレス製やガラス製のものなど、さまざまなタイプのものが購入できます。家でパーティーを開く時に必要なら紙製も試してみましょう。 

再利用可能なシリコンストロー
再利用可能なシリコンストロー
5)箸など「カトラリー」を持参

 カトラリーを持参しましょう。カトラリーとはスプーンやフォーク、箸などのアイテムのことです。
 テイクアウトの食事やスープを頼んだ際には、プラスチックのナイフやフォークやスプーンの利用を避けます。スプーンとフォークが合体した「スポーク」という便利なアイテムもあります。 

ステンレス製のカトラリー
ステンレス製のカトラリー
6)天然素材のスポンジに

 プラスチック製のたわしや合成スポンジは、実は使用するうちにマイクロプラスチックが発生して、下水を流れ、やがて一部が海にたどり着きます。プラの代わりに、天然素材の布巾やスポンジの使用をおすすめします。木綿100%のびわこふきんは少ない洗剤で驚くほど汚れが落ちます。